2014年5月16日金曜日

女性はもっと紫外線に当たりなさい

カルシウムというのは、いくら食事でとっても、それだけでは血中カルシウム濃度が上がりません。

食事に含まれるカルシウムが腸から吸収され、血液に取り込まれるためには「活性化されたビタミンD」が必要なのです。


ここで注意すべきは、ただのビタミンDではなく、
「活性化されたビタミンD」でなければダメというところです。


ビタミンDは食事やサプリメントで摂ることはできますが、それらはすべて不活性なビタミンDなのです。


カルシウムを吸収するには、この不活性のビタミンDを体の中で活性化させなければいけないのですが、この活性化に必要で不可欠なのが「紫外線」なのです。

つまり、いくらカルシウムの豊富な食事をしても、
陽に当たらなければビタミンDが活性化しない ので、骨は丈夫にならないということです。

 丈夫にならないどころか、陽から吸収されないカルシウムはそのまま体外に排出されてしまうため、カルシウムの豊富な食事をしても、血中カルシウム濃度が上がらず、正常値を保たなければならない体は、結局骨を溶かしてカルシウムを補充しなければならなくなり、骨がスカスカになってしまうのです。

ですから成長期の子供は、
 出来るだけ屋外で元気に遊ばせることが、健康な体をつくるためにとても大切なのです。

これは、実は大人にも当てはまることです。

とくに女性は、成長期の子供と同じくらい、充分な紫外線が必要なのです。

女性はホルモンの関係から、更年期になると男性よりも骨粗鬆症になりやすいので、それを防ぐためにも、若いときから充分に陽に当たり、強い骨をつくっておくことが必要です。

女性はシミができると言って、紫外線に当たることを極端に嫌う人が多いのですが、どれほど美しい肌をしていても、骨が弱くなって杖を使わなければいけないようでは台なしです。

いくらカルシウムを摂っても、
ジムなど室内だけでトレーニングをしていたのでは骨は丈夫にはなりません。

 骨を丈夫にするには、カルシウムとビタミンDの豊富な食事をするとともに、戸外で陽を浴びながら運動をすることが必要なのです。

どうしても日焼けやシミが気になるという方は、
サングラスをかけたり、帽子をかぶるなど気になる部分のUVケアをしてください。。

その状態でも陽に当たれば、ビタミンDを活性化させることは充分にできますので。


 関連参照: 40歳。ハッピーエイジング


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