ふだん、運動をあまりしない人が、少し運動すると、すぐに疲れてしまします。
また、年をとると、歩いたり走ったりする力が低下してしまいます。
いずれも足腰が弱くなることが原因です。
長く運動できる力、つまり持久力を養うためには、ウオーキングのような有酸素運動によって足腰を鍛えることが有効です。
有酸素運動は、筋肉の中でも遅筋という線維筋を鍛える効果があるからです。
筋肉を構成している線維筋には、遅筋と速筋の二種類があります。
速筋は瞬発的な動きに使われます。
筋トレのような運動で筋肉が発達するのは、速筋が大きくなっていくからです。
一方、遅筋は、有酸素運動のような持続的な動きに使われます。
脂肪を燃やすのは、この遅筋です。
遅筋は鍛えても大きくなりませんが、体脂肪などを燃やしてエネルギーを作り出す効率がよくなっていきます。
これこそ持久力がついたということです。
遅筋を鍛えれば、疲れにくい体になっていくのです。
また、中高年に入ってからはこの遅筋が大切になってきますです。
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