2013年11月4日月曜日

筋肉の量を増やすより、筋肉の質を高めよ

体温を上げるためには、
どの程度の無酸素運動をすればいいのだろうか。

「腹筋30回、腕立て伏せ30回、スクワット50回、これをセットにして3セットづつ」というような具体的な回数を知りたいと思っている方には参考になりませんが、
実は筋肉を鍛えるうえでもっとも大切なのは回数や負荷といったことではありません。


筋肉を鍛えるうえでもっとも大切なのは

「脳から筋肉への神経の経路を鍛える」

ことなのです。


たしかに回数を増やしたり、徐々に負荷を増やしたりしていけば、筋肉は太く、発達していきます。

でもそれは、いわば「見せかけだけの筋肉」に過ぎません。

本当の意味でパフォーマンスを発揮できる筋肉を身につけるためには、脳から筋肉への神経の経路を鍛えることがとても重要なのです。

脳から筋肉への神経の経路を鍛えるということは、
脳が指令を出してから筋肉が反応するまでの速度を上げるトレーニングをするということです。

具体的には、負荷は軽くていいので、
自分の筋肉が発揮できる最大のスピードで筋肉を動かすということです。

例えば、ベンチプレスなら負荷は30~40キロ程度(これは自分がラクに上げられる重さでいいので、もっと軽くてもかまいません)でいいので、とにかくそれを最大限のスピードでプッシュアップするのです。

このトレーニングはマシンがなくてもできます。

距離は10メートルでも、短くてもいいので、とにかくゴールまで1秒でも早く到達するようにダッシュする。これでも神経経路は充分鍛えられます。

回数は1回でも構いません。

2回、3回と回数を重ねれば、それだけ効果も高まりますが、回数を行うことによってスピードが落ちるくらいなら、回数は少なくともいいので、
とにかくいまの 自分の筋肉がもてる最大限の能力を引き出すこと を心がけてください。

このトレーニングでもっとも重要なのは、回数でも負荷でもなく「クオリティ」です。

たんに筋肉を鍛えるだけでなく、ダイエットも行いたい人は、このように全速力で20メートル走ってから、30分のウオーキングなり、ジョギングなりをすると、最小限の運動で、最大の効果を得ることができます。

アメリカンフットボールを見ていると、
ランニングバックの選手は、ボールをもった状態で、全速力で走りながら、
さらにタックルをかわすために「直角」で曲がるという神業を見せますが、
こうしたことができるのも、神経経路を鍛えるトレーニングを積んだ結果です。

アメリカのプロスポーツ選手が皆素晴らしい身体能力を発揮できるのは、
実はこうしたトレーニング法が日常のトレーニングに組み込まれているからなのです。


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