2014年4月28日月曜日

血液型と病気の話--3

O型の人は消化器潰瘍に注意

「O型は消化器潰瘍になりやすい」ということは世界的にいわれています。

1954年には、イギリスのエアード氏らのグループが胃・十二指腸潰瘍と血液型の関係が報告されています。

消化器潰瘍の患者3011人の血液型を調べ、O型が罹りやすいことを明らかにしました。

そのリスクは非O型と比べて1.35倍です。


2010年のスウエーデンのグループのコホート研究によれば、

O型はほかの血液型と比べ、
胃潰瘍で1.10~1.30倍、十二指腸潰瘍で1.18倍から1.33倍、罹りやすいとしています。


コホート研究:
コホートとは英語で「集団」という意味。
数千人から数万人という規模で、5年から10年間、ときには数十年にわたって追跡し続け、克明に記録していく手法で疫学の代表的な研究方法。




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