ベッドに寝ているだけで170万円の報酬を与えることを条件に参加者を募集したことがありました。
ベッドに寝ているだけとはいえ、
90日間ずっと寝た姿勢を続けるということが条件でした。
ところが、食事も寝たまま、トイレも寝たまま、とにかく90日間、体を起こしたり、
立ったりすることは許されないのです。
参加者をベッドに寝かせたままにしてNASAは何を調べようとしたのでしょうか?
それは、無重力が人体に及ぼす影響です。
地球上で無重力に近い環境を作り出して研究するのだ。
具体的にはベッドに傾斜をつけて頭を下側に、足を上側にして寝かせると
体はほぼ無重力に近い環境下にあることがわかったのです。
ベッドレスト実験は日本でも行われました。
愛知医科大学の岩瀬敏教授らは
20日間ベッドに寝たままの生活を続けた人の脚の筋力や持久力といった体力を調べました。
その結果、体力の衰えが明らかになりました。
その衰えは著しく、20歳代の体力が50歳代にまで低下したそうです。
ベッドレストの実験は、もうひとつ貴重な情報を提供してくれました。
また、寝たきり とか廃用症候群などを考える際の参考になる事実だと思います。
●音痴解消
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