ロコモティブシンドロームという症候群があります。
体を動かす機能がうまく働かないために、歩くのが億劫になったり、実際に歩けなくなったりするような状態をいいます。
実際、足腰を使わない生活を送っていると、筋力やバランス機能がどんどん衰えていきます。
動くために必要なものには、まず筋肉、骨、軟骨、関節、神経があり、これらは相互に連携して体は動いています。
筋肉や神経など、そのどれかひとつでもうまく動かなくなるだけで体は動きません。
そうならないためには生活の中で足腰のトレーニングを意識することが必要です。
少し足腰が衰えてきたと感じたら、歩く距離を増やしたり、階段を上り降りしてトレーニングしたり、など生活の中で足腰を使う機会を増やし、鍛えていかなければなりません。
順天堂大学の白澤先生が紹介している軽いスクワットがあります。
・まず、足を腰の幅に開いて立ちます。
・つま先をかかとから30度外側に開きます。
・上体を少し前に傾けて、腰を下ろしていきます。洋式トイレの便座に座る感じ。
・膝は90度になるくらい曲げるのが目標ですが、無理しない程度でいい。
*これを5~6回を1セットにして1日に3回行う。
これでお腹、背中、お尻の筋肉が鍛えられます。
あなどるなかれ。
軽い運動でも続けてやっていけば、必ず効果が出てきます。
関連参照:
転ばぬように、歩き続ける方法
中高年からの筋肉作り
サルコペニア予防
シニアからの栄養学
0 件のコメント:
コメントを投稿