2014年6月6日金曜日

ちょんまげのこと

テレビなどで見る武士の姿。

その頭にのっているちょんまげについて。

日本史家の磯田道史によれば戦国時代、ちょんまげを結うのはたいへんな激痛を伴った作業だったようだ。

ちょんまげは月代(さかやき)と言って頭のてっぺんをハゲにしなければならない。


初期には、頭頂の毛を木製の毛抜きで引き抜いていたらしい。

記録には「黒血流れて物すさまじ」とある。(『慶長見聞録』)

ちょっと想像しただけでもぞっとする。血だらけ、激痛、悲鳴、、、。

血と汗と涙でちょんまげを結っていたのだ。


その姿は遠くヨーロッパに報告されていた。

 宣教師ロドリーゲスは、

 「当時はまだ頭から髪の毛を引き抜いていたが、
 太閤以後は髪を引き抜く代わりに剃刀で優美な格好に剃った」と言っている。
 (『日本教会史』)

秀吉時代の天正期(1580年頃)になってようやく剃刀が使われるようになり、
ちょんまげが我慢大会ではなくなった。

それまでの武士は血みどろになって髪の毛を抜き、ちょんまげを結っていたのだ。

なぜ、ちょんまげを結うのか?
頭頂の毛を抜くのは、兜をかぶったとき蒸れないため ということらしい。

また、
ちょんまげは戦闘の準備行為であり、間接的に主君への奉公を象徴していたのだ。

 逆にちょんまげを結わないのは武家習慣からの逸脱であり、主君の無視であった。

日本男子は痛みに耐えて日常これをやっていた。

みんながやればかなり異常なことでもやるのが日本人。


男はたいへんだな。

いまでも似たようなことありませんか?




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