膀胱の下にあって、尿道を取り囲むように位置しています。
前立腺ガンは欧米に多いガンで、特にアメリカの男性では
患者がもっとも多く、死亡率の第2位となっています。
近年、日本でも増加傾向にあります。
日本での増加傾向の理由として
1>高齢化:
前立腺ガンは典型的な「高齢者ガン」です。
40代までになることは極めてまれで、50歳以降、徐々に増え始め、年齢とともに患者数も増加しています。
2>食生活:
食生活の欧米化に伴って動物性脂肪の摂取量が増加しており、その影響ではないかといわれています。
3>診断法の進歩:
血液中の前立腺特異抗原(PSA)の量を調べる「PSA検査」という方法が普及してその疑いのある人を容易に判別できるようになったのです。
その結果、患者数が増えたという側面もあります。
PSA検査でPSAの値が4ng/ml以上の場合、細胞の一部を採取して調べる生検の対象となります。
細胞を取りますが痛みは少なく、時間も15分程度で終了します。
前立腺ガンの初期では症状がほとんどないため、この生検で判明します。
進行すると「尿が出にくい」「残尿感がある」「排尿時に痛みを伴う」「尿や精液に血が混じる」などの症状がでますが、これは前立腺肥大でも出ます。
また、前立腺ガンは放置すると、主に骨やリンパ節に転移します。
治療法には、ホルモン療法、手術(前立腺全摘術)、放射線療法、PSA監視法などがあります。
関連参考:
つまらんことでしょうか
「加齢」との付き合い方
シニアからの栄養学
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