「EPA」が注目されたのは、
デンマーク人の医師による、エスキモー(イヌイット)の食生活の研究がきっかけでした。
研究によると、イヌイットの人々はアザラシや魚を主食としており、白人のデンマーク人に比べ、脳梗塞や心筋梗などの血栓症が、非常に少ないことがわかりました。
イヌイットの人々の脂肪摂取量と総コレステロール値は、白人のデンマーク人と同じか、それよりも多いのに、動脈硬化や血栓症は数分の一なのです。
さらなる研究によって、イヌイットの血液中には、EPAやDHAが多く含まれていることが判明し、血中の中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)を、減らすことが確かめられました。
アザラシや魚を食べていることで、血液をサラサラで、血行が良く、血栓症をはじめとする生活習慣病を自然と予防していたのです。
EPAの特徴を整理すると
1)血液をサラサラにする
EPAは、血液を固まりにくくする効果があり、血行をよくします。
また、血中の中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)を減らし、生活習慣病を予防します。
2)ガンの予防
ガンの原因となる成分の働きを抑え、ガンを予防します。
3)慢性の炎症やアレルギーを改善
炎症やアレルギーの原因である成分を抑えて、症状を改善する効果があります。
*過剰による弊害は特に報告されていません。
*不足すると、
・血液が凝固・塊りやすくなり血栓症となる。
・コレステロールや中性脂肪が増えてきます。
・腫瘍などにたいする抵抗力が低下してきます。
などが指摘されています。
なお、EPAは正式名はイコサペンタエン酸(IPA)という。
また、なぜ魚や貝類に多く含まれているのか?
調べてみると冷たい水の中で体内の脂が凝固しないようにするため、といわれています。
→ 不飽和脂肪酸
イヌイットにも動脈硬化がない というのも参考になるかもしれない。
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