2013年12月14日土曜日

有酸素運動は脂肪を減らし、無酸素運動は筋肉を鍛える

運動には、大きく分けて「有酸素運動」と「無酸素運動」の二つがあります。

有酸素運動というのは、ジョギングやウオーキング、エアロビクスなど、
比較的低い負荷で長時間続けられる運動です。

また、無酸素運動というのは、ウエイトリフティングや短距離走など、
息を止めて短時間に強い力を発揮する運動です。

最近は、メタボ検診が行われるようになったこともあり、
ダイエットを目的にスポーツクラブに通う中高年の男性が増えていますが、
そうしたときにインストラクターから勧められるのは有酸素運動です。

なぜ、ダイエットでは、有酸素運動が勧められるのでしょうか。

それは、有酸素運動では、
運動のエネルギー源として「糖」と「脂肪」の両方が消費される からです。

これに対し、無酸素運動のエネルギー源は「糖」だけ で「脂肪」は使われません。

ですから、無酸素運動をいくら頑張ってトレーニングしても、体脂肪の減少にはつながらないのです。

こうした運動特性の違いは、アスリートの体型に如実に表れています。

たとえば、同じように「走る」運動でも、マラソン選手と100メートル走の選手では、体つきがまったく違います。

マラソン選手は、皆、針のように細い体型をしていますが、
100メートル走の選手は筋肉の発達した厚みのある体型をしています。

彼らの体型が違ったものになる理由は二つあります。

ひとつは運動に使われるエネルギー源の違い、
もう一つは鍛えられる筋肉の違い です。

マラソン選手は有酸素運動なので、脂肪が燃焼されます。

その結果体脂肪の極端に少ない体型になってしまいます。

女性のマラソン選手は皆、バストやお尻の脂肪までなくなってしまいますが、
それはハードなトレーニングで女性特有の脂肪までもが使われてしまうからなのです。

一方、100m走のように、呼吸をせずに短時間にフルパワーを発揮する無酸素運動では、脂肪は消費されないので、女性選手のバストやお尻の脂肪は失われません。

そんな100メートル選手の体型で目立つのは、何といっても発達した筋肉です。

北京オリンピックで9秒69という驚異的な世界記録を出したウサインボルト選手などは、ボディビル選手と見間違うほど発達した筋肉の持ち主です。

それに対してマラソン選手は、高橋尚子選手にしても、皆スレンダーで筋肉質というイメージはあまり強くありません。でも、そんな彼女らも、実際にはとっても発達した筋肉をもっています。

ただ、ボルト選手と高橋選手の筋肉では、筋肉の種類が違うのです。

筋肉には二つの種類があります。

ひとつは強い瞬発力を発揮することができる「速筋(白筋・ファーストユニット)」と、力は強くないが長い時間にわたって力を持続することができる「遅筋(赤筋・スローユニット)」の二つです。

速筋は筋繊維が太いので、鍛えると太く大きく発達していきます。

無酸素運動で鍛えられるのはこの筋肉なので、
100メートル走のランナーは皆、ムキムキの見るからに筋肉質な体型になっていくのです。

一方、マラソンのような有酸素運動で鍛えられるのは、筋繊維の非常に細い遅筋です。

遅筋は鍛えても筋繊維があまり太くならないので、
一見すると筋肉質とは思えないスレンダーな体型になります。

女性は筋肉を鍛えると、グラマラスな女性らしい体型が失われ、ムキムキの体になってしまうのではないかと心配する人が多いのですが、必ずしもそうなるわけではありません。

どんな体型になるかは、どんな筋肉を鍛えるかで違ってくるのです。

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