筋肉トレーニングが体にいいというと、真面目な日本人は、
毎日欠かさずトレーニングを行ってしまう人が多いのですが、トレーニングのしすぎは禁物です。
なぜなら、運動のしすぎは、体にとってはストレスだからです。
筋肉を鍛えるということは、別の言い方をすれば、筋肉細胞をわざと傷つけるということでもあるのです。
筋肉を構成している細胞は、細胞の中でもとても大きく、最大のものは10cmもの大きさがあります。
そのため他の細胞のように、かんたんに作り変えることができません。
でも、そんな性質をもった細胞だからこそ、ほかにはない能力をもっています。
それは、細胞の修復機能です。
じつは、筋肉を鍛えるというのは、この修復機能を利用したものなのです。
ある程度の負荷が加わると、筋肉は損傷します。
すると、傷ついた筋肉細胞に修復機能が働くのですが、このとき再び傷つかないように、前より太い筋肉になるように修復されるという性質があるのです。
これこそが、トレーニングによって筋肉が太く発達していく仕組みです。
つまり、筋肉が鍛えられるためには、トレーニングによる損傷と、それを修復するという二つの行程を経ることが必要だということです。
毎日のトレーニングが逆効果になるというのは、修復期間にも損傷が行われてしまうからです。
理想的な筋肉トレーニングは3日に1回程度です。
これだと、傷ついた筋肉細胞が休みの2日間に修復されるので、筋肉細胞にかかるストレスが最小限度で済みます。
筋肉の絶対量が少ない人は、ある程度筋肉を増やすために、負荷や回数を伴うトレーニングをする必要ですが、3ヶ月から半年ほどトレーニングをして筋肉量が増えたら、脳から筋肉への神経経路を鍛えるトレーニングだけでも、充分な筋肉量を維持できるようになります。
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